「あだ討ち」正当化、謝罪なく=小泉被告−元次官ら殺傷(時事通信)
元厚生次官ら3人の殺傷を「飼い犬のあだ討ち」と主張した小泉毅被告(48)は法廷で、独自の理屈を述べて自分の行為を正当化し、反省や被害者、遺族への謝罪は一切口にしなかった。
小泉被告が一貫して動機に挙げたのが、12歳の時の飼い犬の殺処分。処分が本当かどうかは確認できないが、被告は殺されたと思い込み、厚生省(当時)が保健所を管轄すると考えて恨みを抱くようになった。
被告人質問では、ほおをたたいて涙ぐみながら飼い犬について語り、「保健所により犬や猫が生ごみのように捨てられている」と声を荒らげた。元次官や家族は厚生省という組織のトップだったことを理由に標的になった。小泉被告は「人の命だけがなぜ尊いのか。(殺害を)実現できて満足」とまで述べた。
捜査段階の鑑定で精神障害を否定した大学教授は証人尋問で、あだ討ちは動機の一つにすぎないとして「社会への不満と無関係に考えるべきではない」と証言。大物を狙う自爆テロに類似点があると分析した。
【関連ニュース】
・ 〔ニュース解説〕元厚生次官宅連続襲撃事件
・ 〔写真ニュース〕小泉被告に死刑判決=さいたま地裁
・ 小泉被告に死刑判決=元次官ら連続殺傷
・ 元次官連続殺傷、30日に判決=死刑求刑、小泉被告に
・ 「厚生官僚の大罪許さない」=小泉被告が最終陳述
・ 【写眼】薬師洋行「夢は続く」(2010年)(産経新聞)
・ 「法的措置を検討」=警視庁発表にアレフ−長官銃撃(時事通信)
・ <東京・江戸川区教委>区立小校長を更迭 保護者と性的関係(毎日新聞)
・ 【Web】ニコニコ動画が楽天の試合を生中継(産経新聞)
・ 公的年金、資産構成変更せず=次期運用計画を認可−厚労省(時事通信)
小泉被告が一貫して動機に挙げたのが、12歳の時の飼い犬の殺処分。処分が本当かどうかは確認できないが、被告は殺されたと思い込み、厚生省(当時)が保健所を管轄すると考えて恨みを抱くようになった。
被告人質問では、ほおをたたいて涙ぐみながら飼い犬について語り、「保健所により犬や猫が生ごみのように捨てられている」と声を荒らげた。元次官や家族は厚生省という組織のトップだったことを理由に標的になった。小泉被告は「人の命だけがなぜ尊いのか。(殺害を)実現できて満足」とまで述べた。
捜査段階の鑑定で精神障害を否定した大学教授は証人尋問で、あだ討ちは動機の一つにすぎないとして「社会への不満と無関係に考えるべきではない」と証言。大物を狙う自爆テロに類似点があると分析した。
【関連ニュース】
・ 〔ニュース解説〕元厚生次官宅連続襲撃事件
・ 〔写真ニュース〕小泉被告に死刑判決=さいたま地裁
・ 小泉被告に死刑判決=元次官ら連続殺傷
・ 元次官連続殺傷、30日に判決=死刑求刑、小泉被告に
・ 「厚生官僚の大罪許さない」=小泉被告が最終陳述
・ 【写眼】薬師洋行「夢は続く」(2010年)(産経新聞)
・ 「法的措置を検討」=警視庁発表にアレフ−長官銃撃(時事通信)
・ <東京・江戸川区教委>区立小校長を更迭 保護者と性的関係(毎日新聞)
・ 【Web】ニコニコ動画が楽天の試合を生中継(産経新聞)
・ 公的年金、資産構成変更せず=次期運用計画を認可−厚労省(時事通信)