鳩山首相、普天間「予定通り返還されるべき」(産経新聞)

【鳩山ぶら下がり】(28日夜)

 鳩山由紀夫首相は28日夜、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、「ゼロベースで見つけなければならないといっているから、移設先が自分に戻るということ(基地継続)は、基本的には選択肢ではない。予定通りに返還をされるべきだ」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。

 ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

 【平成21年度第2次補正予算成立】

 −−今日、2次補正予算が成立したが、その受け止めを。また、改めて、政治とカネにかかわる審議の時間が多かったと思うが、予算の審議として十分な時間は確保できたか

 「まず、2次補正予算が成立してよかったなと安堵(あんど)してます。これは与党が頑張ったのは言うまでもありませんが、公明党をはじめ、野党の皆さんも協力していただいた。そのおかげで、国民の暮らしを守る大事な補正予算、成立したと。ある意味での第一歩が築かれたなと思ってます」

 「政治とおカネの問題に関しては、自分としては、誠意をもって対応した。お話を申し上げたと思っておりますが、これからも、誠意をもって、国民の皆様方にしっかりと申し上げていきたいと思っています」 

 【米軍普天間飛行場移設】

 −−今日の参院予算委で、首相から「普天間に戻ることはしない決意だ」という趣旨の発言があったが、「ゼロベース」には普天間を継続して使用する選択肢はないということでよいか

 「普天間の移設先をゼロベースで何としても見つけなきゃならんと言っているわけですから、移設先が自分に戻るということは、基本的には選択肢ではないと私は考えております」

 −−普天間の継続使用はないと

 「私はそれはまさに、(参院予算委で質問した自民党の)山本一太委員も『最悪のシナリオだ』とおっしゃいましたけれども、単に普天間の移設先を探せといってるんですから、問題は、普天間がご案内の通り、あのように危険性が大変高い。また、騒音も悩まされている方が多い。そういうなかで、その移設先を探そうといってスタートして、ゼロベースで検討している。そういう最中です」

 −−機能を限定して使用することも選択肢としてあるか。閉鎖を前提とする理解で良いか

 「私は、今まで通り使うなどというような話ではないということでありますから、まさに、それをゼロベースと申し上げているんで、具体的な細かいところに関して、一つ一つ申し上げると、また色んな憶測を呼びます。今、ここでは、すなわち、基本問題…(言い直して)基本問題じゃない、検討委員会で議論していただいてるんで、個別のことに関して、私から申し上げることはしない方がいいと思っています」 

 −−(混線して)「総理!」(別の記者が)「普天間」

 「普天間の話であれば、はい」

 −−普天間基地返還だが、いつまでを目指す考えか

 「うん?」

 −−普天間基地の返還だが、2014年で?

 「あっ、普天間基地の返還ですか? それは基本的には予定通りに返還をされるべきだと。そのように思います」

 【ギョーザ事件2周年】

 −−中国の冷凍ギョーザ事件からまもなく2年がたとうとしている。日中の食の安全に関する覚書といった動きもあるが、事件自体はなかなか解決していない。今後の対応や考えがあれば

 「はい。これはまだ、中国政府が最終的に解決に至っていない、問題の解決をしていないということに関しては遺憾に思います。で、引き続き中国政府に対しては、真相解明を求めていきたい。このように思っています」 

 「食品安全推進イニシアチブというのを、作ってますから、そこで、その未来のことに関してはね、食品の安全に対しては、徹底していかなきゃならんと。そのように思っています」 

 【2次補正予算成立】

 −−先ほど、「公明党をはじめ野党に協力していただいた」と述べたが、公明党だけをあげた理由は何かあるか

 「うん。野党では、みんなの党さんも賛成をしてくださいました。公明党さんも法案に賛成してくださったと。まぁ、自民党さんは反対でしたけれども、ある意味で、予定の日数で最終的に法案があがるということになりました。そういう意味で、皆さんのご協力のおかげでと。そのように申し上げました」

 【自殺者3万2000人突破】

 −−警察庁の発表で、自殺者が3万2000人を超えたという数字が出た。原因は難しいかもしれないが、問題意識はどこにあって、どう取り組むか

 「はい。この3万人をまた超えてしまったということは、大変残念です。原因は色々あると思いますが、やはり、居場所がなくなっている。そういう人たちがまだまだたくさんおられるということでありましてね、その理由も経済的理由がやはり一番多い。まぁ、健康もあると思いますけど、経済的な理由が一番だと思います。したがって、政府としてできることは、健康の問題に関しても、何らかできると思いますが、経済、雇用の問題に対して最大の力を入れるということで、自殺される方のその根本をできるだけ無くしていくように務めていきたいと思います」

 【官邸に銃弾】

 −−今日ですが、官邸に首相あてに銃弾が届いた。こういう行為についてどう思うか

 「こういう行為、当然、郵送は犯人がなかなか分かりにくいわけでありまして、それだけに極めて卑劣な行為だと思いますし、私どもは言論で国会の議論を進めて、この国を良くしたいと。そのように努力しているところでありますから、あくまでも言論に対しては言論でお互いに戦っていく、あるいは協力していくのが筋だと思いますから、こういう卑劣な行為は、ぜひやめていただきたい。そのように思います」 

 【小沢氏との距離】

 −−民主党の小沢一郎幹事長と距離があるのではないかという報道がされてるが

 「どうしてそのように感じておられるか、わかりません。まぁ、私は尊敬もしておりますし、同志だとも思っておりますから、その中で、ただ、今、ご案内のような状況になっているという中で、行政のトップとしては、冷静にこの推移を見守んなきゃいかんという立場だと思いますから、その冷静に見守らなきゃならんという総理としての立場が、そのように聞こえるのかもしれませんが、決してそのような、例えば、距離を置いたとか、そういう思いで、私はいるつもりもありません。まぁ、官房長官などから、また連絡を取って、お互いの距離感が遠くならないように努めなきゃいかんと思っています」

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<首都圏連続不審死>静かな人、ネットで能弁…木嶋容疑者(毎日新聞)

 首都圏の連続不審死事件で、交際中の男性会社員を殺害したとして1日逮捕された木嶋佳苗容疑者(35)は周囲から「もの静かな人」とみられていたが、インターネットの世界では能弁だった。捜査関係者によると、結婚紹介サイトなどで知り合った男性数十人とメールを交換、うそのプロフィルや約束を信じた男性たちから計1億円近くが渡っていた。<素敵(すてき)な王子様に出会えることを信じ待ち続けていた>。ブログにそうつづっていた木嶋容疑者。純粋に見える結婚願望すら、虚言だったのだろうか。

【前は結婚詐欺容疑だった】首都圏連続不審死:埼玉の事件、35歳女を殺人容疑で再逮捕

 07年8月、千葉県松戸市でリサイクルショップを営んでいたFさん(当時70歳)が、ショップ内で死亡しているのが見つかった。まじめで倹約家だった彼に“異変”が起きたのは亡くなる2〜3年前だった。仕事仲間の男性が証言する。

 「それまでは電話で年1〜2回話をする程度だったのに、多い時は週2〜3回は電話をしてきて、女の話をするようになった。すごくうれしそうだった」

 男性によると、Fさんは女がインターネット上に<国立音大を首席で卒業し、音楽留学の援助をしてくれる人を探しています>などと書き込んでいたのを見つけ、メールを交換するようになった。女の名は「吉川桜」。Fさんは「桜ちゃんはすごい」「皇族関係だからあまりお話できないんです」と話し、彼女の母親が病気になった時は皇太子妃雅子さまがお見舞いに来たなどと、自分のことのように自慢した。

 捜査関係者によると、Fさんは留学支援などの名目で女に計約7400万円を渡していた。ただ亡くなる2カ月ほど前に男性が会った時は「弁護士に相談する」と半信半疑の様子だった。最近になって女の本名が「木嶋佳苗」だったことを知った男性は振り返る。

 「Fさんは毎日のようにメールをしていたけど、直接会ったのは10回にも満たなかったんじゃないかな」

    ■

 シーズーを飼っていた木嶋容疑者は99年ごろ、愛犬家でつくる「カインド」というサークルを設立した。関係者によると、犬の売買などを巡ってブリーダーらのグループとトラブルになり、お互いのホームページ(HP)に相手を批判する言葉が書き込まれた。当時を知る女性は「カインドのHPに批判を書き込むと、朝でも夜でもすぐ消されてしまう。『木嶋(容疑者)はずっとパソコンの前にいる』とうわさになった」と打ち明ける。

 木嶋容疑者は死亡した大出嘉之さん(当時41歳)ら計6人の男性に対する結婚詐欺、結婚詐欺未遂の罪で起訴された。捜査関係者によると、いずれのケースもインターネットの結婚紹介サイトを通じ知り合い、メールを交換。「料理学校を卒業したらあなたと結婚したい。学費を肩代わりしてほしい」などとうそをついていたという。

 ネット社会に詳しい評論家の荻上チキさんは「出会い系サイトでメールを100人ぐらいに送ると、プロフィルにもよるが、ある程度の返信はある。その人たちとメールでやりとりしているうちに『この人はだまされやすい』『お金を持っていそうだ』と分かることがある」と話す。

 木嶋容疑者に計450万円を渡したという千葉県の男性も、彼女のプロフィルに目を引かれて自分からメールを出した。40代独身。「私もいい年齢になって(結婚に)真剣だった」と打ち明ける彼は、プロフィルの一文をはっきり記憶している。

 <電撃結婚もあるかも>

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